身元が本物でも、届くとは限らない
5〜7本目で、SPF・DKIM・DMARC の3つがそろえば「画面に出ている差出人は本物」と言える、と説明しました。
ところが、それで分かるのは「このメールは、名乗っているドメインの持ち主が送った」ということだけです。「迷惑をかけない送り手である」ことの証明にはなりません。
図の送り手は、自分で spam.example というドメインを買い、3つとも正しく設定しています。すべて合格です。それでも、送っているのは誰も頼んでいない広告メールです。身元確認は、迷惑メールを送る業者にも簡単にできてしまいます。
だから受け取る側は、 身元とは別の物差しを持っています。それが評判(レピュテーション)です。この作品では、その評判がどう付けられ、何で下がり、どう守ればよいのかを見ていきます。