メールの前に、インターネットの住所から
このシリーズは、メールを送る機能を作るときに出てくる言葉(DNS、SMTP、SPF、DKIM、DMARC、Resend……)を、ほぼ知識ゼロの状態から1つずつ説明していきます。どの作品でも、「なぜそうしなければならないのか」を中心に話します。
全11本の並びは次のとおりです。
| 番号 | 話題 |
|---|---|
| 1 | IPアドレスとドメイン(この作品) |
| 2 | DNS:名前から番号を引く仕組み |
| 3 | SMTP:メールが届くまで |
| 4 | 欠陥となりすまし |
| 5 | SPF |
| 6 | DKIM |
| 7 | DMARC |
| 8 | 評判 |
| 9 | Resend と2つの入口 |
| 10 | Resend の DNS 設定 |
| 11 | 運用とつまずき |
先に、シリーズ全体を貫く一文を渡しておきます。メールは、1980年代に「相手を信頼する」前提で作られた仕組みに、あとから身元確認を何層も継ぎ足したものです。 出てくる設定のほとんどは、この「継ぎ足し」のどこかに属しています。
最初の作品では、メールそのものではなく、その下にあるインターネットの住所の話をします。メールも Web も、「相手がどこにいるか」が分からなければ何も送れません。後の作品で出てくる「DNS に書く」という作業の意味も、ここを押さえておくとすっと入ってきます。