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AWS でサービスを作る ― 知識ゼロから、構成を自分で考えられるまで

AWS もネットワークも知らない人が、「なぜそうするのか」を1つずつ積み上げて、クラウドでサービスを組み立てられるようになる本です。アカウントの安全な作り方から、VPC・EC2・ALB・RDS・S3 を使った一般的な Web 構成(第16章)、監視・自動化・コンテナ・サーバーレス・非同期・守りを経て、最後は要件から自分で設計するまで。写真を投稿できる小さな SNS を題材に、1台のサーバーから少しずつ構成を育てていきます。2026年9月時点の情報です。

  1. 第1章
    AWS 00:はじめに ― クラウドとは何か、なぜ AWS なのか自分のパソコンで動くアプリを世界中の人に使ってもらうには何が要るのか。サーバーを自分で買っていた時代の苦労から、クラウドという「借りる」考え方、AWS の200以上の部品が5つの役割に分けられること、AWS とあなたの責任の分け方、そしてこの本で1台のサーバーから複雑な構成まで育てていく道のりを説明します。14コマ
  2. 第2章
    AWS 01:アカウントと初期設定 ― 作った日に守りと見張りを付けるAWS のアカウントを作ったら、何よりも先にやるべき初期設定を「なぜ必要か」から説明します。何でもできるルートユーザーと MFA、無料プランと有料プランの違い、使いすぎに気づく請求アラート(AWS Budgets)、IAM Identity Center で作る日常用のユーザー、そしてアクセスキーを作らずに CloudShell や CLI から操作する方法まで。19コマ
  3. 第3章
    AWS 02:リージョンと AZ ― どこに置き、どう分けるかAWS のサーバーは世界のどこにあるのか。データセンター・アベイラビリティゾーン(AZ)・リージョンの入れ子の関係、1つの AZ が止まってもサービスを続けるためのマルチ AZ、距離・決まりごと・料金・サービスの有無によるリージョンの選び方、そして IAM や CloudFront のようなグローバルなサービスまでを説明します。18コマ
  4. 第4章
    AWS 03:IAM:誰に何を許すか ― 認証・認可・ロール・最小権限サーバーやチームの仲間に「何でもできる鍵」を渡さないために、IAM の考え方を基礎から説明します。認証と認可の違い、ユーザー・グループ・ロール、ポリシー(JSON)の Effect・Action・Resource の読み方と判定の順番、最小権限の絞り方、アクセスキーを作らない理由、そしてサーバーがロールを「かぶって」期限つきの鍵を受け取る仕組みまで。19コマ
  5. 第5章
    AWS 04:お金の考え方 ― 何に払い、どう見張り、どう見積もるかAWS の「使った分だけ払う」は、何を数えているのか。時間・量・回数・通信の4つのメーター、見落としがちなデータ転送料やパブリック IP の料金、無料枠の範囲、Cost Explorer とタグで「何が増えたか」を見つける方法、Pricing Calculator での見積もり、Savings Plans など払い方の選び方までを説明します。19コマ
  6. 第6章
    AWS 05:VPC ― 自分専用のネットワークAWS にサーバーを置く前に、置く「場所」を作ります。IP アドレスとは何か、家や会社の中だけで使うプライベート IP、10.0.0.0/16 のような CIDR の読み方を、4つの箱が色を変えていく図で説明します。そのうえで VPC を1つのリージョンに作り、環境ごとに重ならない番号を割り振る設計の考え方、デフォルト VPC との違い、作り方と消し方までを扱います。20コマ
  7. 第7章
    AWS 06:サブネットとルートテーブルVPC という敷地を、AZ ごとの「部屋」(サブネット)に分け、部屋ごとに「道案内」(ルートテーブル)を貼ります。公開と非公開の違いは部屋の種類ではなく、道案内に 0.0.0.0/0 → インターネットゲートウェイ の1行があるかどうかだけで決まること、宛先から行を選ぶ「いちばん詳しい行が勝つ」規則、パブリック IP とメインルートテーブルの落とし穴を、同じ舞台の上で小包を動かしながら説明します。20コマ
  8. 第8章
    AWS 07:外へ出る道 ― NAT と VPC エンドポイント非公開の部屋に隠したサーバーも、OS の更新や外部の API、S3 へのアップロードのために「中から外へ」は出たい。差出人を書き換えて一方通行の道を作る NAT ゲートウェイの仕組みを小包の動きで追い、AZ ごとに置く理由と2025年に加わったリージョン単位の NAT、S3 への無料の近道(ゲートウェイ型エンドポイント)と部屋の中の窓口(インターフェイス型)、踏み台を置かずに Session Manager で入る方法、そして NAT のお金の事故までを説明します。20コマ
  9. 第9章
    AWS 08:セキュリティグループと NACL道案内で「届く」ようになった通信を、扉の前で通すか断るかを決めます。ポート(機械の中の窓口番号)と一時ポートの考え方から始め、機械ごとの門番であるセキュリティグループの「許可だけ・返事を覚える」性質、入口 → Web → DB と「1つ手前の門番」だけを許すつなぎ方、部屋ごとの関所である NACL との違い、0.0.0.0/0 で管理用の窓口を開ける事故と、つながらないときの調べ方までを、同じ舞台に門番を1人ずつ立てながら説明します。20コマ
  10. 第10章
    AWS 09:EC2 ― サーバーを借りる第5〜8章で作ったネットワークの中に、アプリを動かすサーバーを置きます。EC2 のインスタンスとは何か、起動時に決める5つのこと(AMI・インスタンスタイプ・ネットワーク・ディスク・IAM ロール)、タイプ名の読み方、鍵ファイルを配らず扉も開けない Session Manager での入り方、ユーザーデータによる自動の準備、パブリック IP と Elastic IP の違いと課金、停止と終了の違い、料金の単位と片付けまでを、フォトログの最初の1台を作りながら説明します。20コマ
  11. 第11章
    AWS 10:EBS とスナップショット ― ディスクはサーバーの外にあるインスタンスを終了したら写真も DB も消えた――その理由から始めます。EC2 のディスク(EBS ボリューム)がネットワークでつながった別の部品であること、インスタンスとは寿命が違い AZ の中に住んでいること、gp3 などの種類と IOPS・スループットの意味、容量の変更、スナップショットの増分保存と復元、AMI の自作、一時的なインスタンスストアとの違い、バックアップの自動化と暗号化、料金と片付けまでを、フォトログのデータを守りながら説明します。20コマ
  12. 第12章
    AWS 11:ロードバランサー(ALB) ― 複数台の前に立つ入口サーバー1台には「壊れたら止まる」「混んだら遅い」という限界があります。台を増やしたとき、利用者をどの台へ案内するのかという問題から、ロードバランサー(ALB)の役割、パブリックとプライベートへの置き分け、リスナー・ルール・ターゲットグループ・ヘルスチェックの仕組み、パスによる振り分け、SG から SG を許す扉の設計、NLB との違い、料金と片付けまでを、フォトログを2台にしながら説明します。19コマ
  13. 第13章
    AWS 12:Auto Scaling ― 自分で増えて、自分で直るALB で台を並べても、壊れた台の代わりを起動したり、混んだときに台を足したりするのは人の手のままでした。起動テンプレート・Auto Scaling グループ・スケーリングポリシーの3つの部品、最小・希望・最大の台数、壊れた台の自動の入れ替えと ELB ヘルスチェック、AZ の障害への強さ、目標追跡による増減、そして台を使い捨てにするために大事なものを台の外に置く「ステートレス」の考え方を、フォトログを2〜6台で動かしながら説明します。20コマ
  14. 第14章
    AWS 13:RDS ― データベースをサーバーから分けて預けるサーバーを使い捨てにすると、データの置き場が無くなる。データベースをサーバーから分けて1か所にまとめ、その世話を AWS に任せるのが RDS です。プライベートサブネットへの置き方、エンドポイント、別の AZ に待機系を置く Multi-AZ と読み取りを分けるリードレプリカの違い、時刻を指定して戻せるバックアップ、接続数の問題と RDS Proxy、Aurora までを、フォトログの利用者・写真・いいねの表を例に説明します。22コマ
  15. 第15章
    AWS 14:Route 53 と HTTPS ― 覚えやすい名前と、鍵のかかった通信ALB には AWS が付けた長い名前しかなく、http:// の通信は途中で誰でも読めます。IP アドレスと DNS の関係、名前を調べる旅(リゾルバー・ルート・.com・Route 53)、ドメインとホストゾーン、A・CNAME・エイリアスの違い、TTL、そして HTTPS と証明書の役割、ACM による無料の証明書、ALB での 443番の受け付けと http から https への転送、ヘルスチェックとフェイルオーバーまでを、フォトログの入口を例に説明します。23コマ
  16. 第16章
    AWS 15:S3 と CloudFront ― 写真をサーバーの外に置き、世界へ速く配る写真を Web サーバーのディスクに置くと、入れ替わったときに消え、別のサーバーからは見えず、配るたびにサーバーが重くなります。オブジェクトストレージ S3 のバケットとキー、公開しないための設定と IAM ロール、写真をサーバーを通さずに直接置く署名付き URL、ストレージクラスとライフサイクル、そして CloudFront のエッジとキャッシュ、S3 を閉じたまま配る OAC までを、フォトログの写真の投稿と表示を例に説明します。22コマ
  17. 第17章
    AWS 16:総まとめ ― 3層の Web 構成を組み上げる第1〜15章で集めた部品(VPC・パブリック/プライベートサブネット×2AZ・IGW・NAT・SG・EC2・EBS・ALB・Auto Scaling・RDS Multi-AZ・Route 53・ACM・S3・CloudFront)を、1つの3層の Web 構成に組み上げます。要件から構成を決め、ネットワーク・扉・データ・計算・入口の順に描き足し、利用者のリクエストが DNS から RDS、CloudFront まで通る一生を追いかけます。各部品が防いでいる困りごと、壊れたときの動き、作る順番、月額の目安の考え方、片付けまでを通して、一般的な Web 構成を自分で組めるようになることが目標です。31コマ
  18. 第18章
    AWS 17:監視 ― CloudWatch で「壊れた」に先に気づく第16章で組んだ3層の Web 構成に、見張りを付けます。CloudWatch のメトリクス・ログ・アラーム・ダッシュボードの仕組み、原因ではなく利用者から見た症状を見張る考え方、SNS での通知、ログの保存期間とお金、どこで遅いかを探すトレース(X-Ray)の入口までを、フォトログを例に説明します。20コマ
  19. 第19章
    AWS 18:IaC ― 構成をコードにする画面のクリックで作った構成は、同じものをもう1つ作れず、誰がいつ何を変えたかも残りません。構成をコードに書く IaC の考え方(宣言型)、CloudFormation のテンプレート・スタック・変更セット・ドリフト、CDK と Terraform の違いと選び方、スタックの分け方、同じコードで環境を増やす方法を、フォトログを例に説明します。19コマ
  20. 第20章
    AWS 19:CI/CD ― 自動で届ける手元のパソコンから手で本番に出す怖さを、CI/CD のパイプラインで解決します。ビルドとテストの自動化、成果物を1つ作って使い回す考え方、GitHub Actions と OIDC で長く生きる鍵を置かずに AWS へデプロイする方法、CodePipeline などの純正の道具、ローリング・ブルー/グリーン・カナリアの入れ替え方と、壊れたときの戻し方をフォトログを例に説明します。20コマ
  21. 第21章
    AWS 20:秘密の管理 ― Secrets Manager と KMSDB のパスワードや API キーをコードに書くと、Git の履歴やログに残り続けます。秘密を AWS の金庫(Parameter Store・Secrets Manager)に置いて IAM ロールで取り出す方法、自動のローテーション、通信時と保存時の暗号化、鍵を守る KMS とエンベロープ暗号化の考え方を、フォトログを例に説明します。20コマ
  22. 第22章
    AWS 21:コンテナ ― ECR・ECS・Fargate でサーバーの世話を減らす第16章の構成では、EC2 の中の OS・ランタイム・ライブラリを自分でそろえて守る必要がありました。アプリを「動く環境ごと」箱に詰めるコンテナの考え方、イメージと ECR、ECS のクラスター・タスク定義・タスク・サービス、Fargate と EC2 の違い、ネットワークとロール、新しい版の届け方、EKS や ECS Express Mode をいつ選ぶかまでを、フォトログを例に説明します。20コマ
  23. 第23章
    AWS 22:サーバーレス ― Lambda と API Gatewayコンテナにしても、誰もいない夜中にタスクは動き続け、その分を払っています。呼ばれたときだけ動いて使った分だけ払う Lambda の考え方、イベントで動く仕組み、コールドスタートと同時実行、時間やメモリの決まりごと、料金の数え方、API Gateway の種類、RDS とつなぐときの注意、そしてフォトログの写真の縮小を例に、EC2 やコンテナとどう使い分けるかを説明します。19コマ
  24. 第24章
    AWS 23:DynamoDB ― キーで引く、増え方に強いデータベースLambda が一斉に増えると、RDS の接続と書き込みが1台に集まって苦しくなります。キーを渡せばすぐに中身が返る DynamoDB の考え方、RDB との違い、パーティションキーとソートキー、Query と Scan、アクセスのしかたから設計する方法、GSI と整合性、オンデマンドの料金、フォトログのいいねを例にした設計と、RDS との使い分けを説明します。19コマ
  25. 第25章
    AWS 24:非同期 ― SQS・SNS・EventBridge で待たせないいいねのたびに通知・集計・おすすめまでその場でやると、利用者を待たせ、どれか1つが止まると全体が失敗します。仕事を預かってすぐ返事をする非同期の考え方、SQS のキューと見えない時間・デッドレターキュー、SNS で配る、EventBridge で振り分ける、Step Functions で手順を組む、そして再試行と冪等性を、フォトログを例に説明します。20コマ
  26. 第26章
    AWS 25:キャッシュ ― ElastiCache で DB を休ませるフォトログが人気になり、DB が同じ問い合わせに毎回答えて重くなった。よく使う答えを手元に写しておくキャッシュの考え方、ヒットとミス、置き場所(ブラウザ・CloudFront・アプリ・ElastiCache)の違い、Valkey とサーバーレス、期限(TTL)と古いデータ、書いたら消す無効化、セッションや順位表への応用、料金と落とし穴、いつ足すべきかを説明します。19コマ
  27. 第27章
    AWS 26:ログイン ― Cognito で認証を借りるフォトログはログインを自作し、パスワードを自分の DB に保存していた。認証を自作する危険、Cognito のユーザープールと ID プールの違い、ログインからトークン(JWT)を受け取り API で確かめるまでの流れ、3つのトークンの役目と確かめ方、ソーシャルログイン、API Gateway・ALB との連携、パスワードを DB から消す移行、料金の単位、落とし穴、いつ選ぶかを説明します。20コマ
  28. 第28章
    AWS 27:守りを固める ― 多層防御と見張りフォトログに攻撃のリクエストが押し寄せ、誰が設定を変えたかもわからない。1枚の扉ではなく守りを重ねる多層防御の考え方、Shield と WAF で入口を守る方法、CloudTrail で操作を記録して読む方法、GuardDuty・Config・Security Hub で見張る方法、見つけたときの通知と自動の対処、Organizations と SCP によるアカウントの分け方、事故が起きたときの手順、優先順位と料金、落とし穴を説明します。19コマ
  29. 第29章
    AWS 28:設計の原則:Well-Architected部品を一通り学んだ後に出てくる「どう組むのが良い構成なのか」という問いに、AWS の Well-Architected Framework で答えます。運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性の6本の柱、柱どうしのトレードオフ、部品を選ぶ前に自分に聞く判断の問い、無料の Well-Architected Tool でフォトログの構成を見直す流れを説明します。21コマ
  30. 第30章
    AWS 29:可用性と災害対策「止まらないように」を数字にする章です。99.9% のような可用性の数字の意味、部品を直列・並列に並べたときの計算、単一障害点の探し方、障害の大きさごとの備え、RPO と RTO、バックアップと復元・パイロットライト・ウォームスタンバイ・マルチサイトの4つの災害対策、AWS Backup での複製と、復旧の練習までを、フォトログを例に説明します。23コマ
  31. 第31章
    AWS 30:設計演習:要件から構成へ要件だけが書かれた紙から構成図を描くための6つの手順(要件を読む・数字にする・困りごとを並べる・部品を選ぶ・図にする・見直す)を、小さなブログ、予約サービス、動画の変換の3つの演習で段階的にたどります。見積もりの掛け算、候補を比べて捨てる理由の書き方、二重予約の防ぎ方、重い処理を非同期にする流れ、そして構成図が要件に合わせて育っていく様子を見せます。24コマ
  32. 第32章
    AWS 31:おわりに:構成を考える思考の型本全体をふり返り、構成を考える思考の型をまとめます。「困りごと → 部品 → 仕組み → 注意とお金 → 次の困りごと」の輪、つなぐ・計算する・しまう・守る・見張る・待たせないの6つの役割ごとの「困りごと → 部品」対応表、計算とデータの分かれ道、作る前・選ぶとき・図ができたら・動かし始めたらの判断の問いのチェックリスト、よくある考え違い、そして次に学ぶ公式の資料・資格・学び方を案内します。16コマ
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