JS の配列とオブジェクトは、Python では何になる?
第3章では、1つずつの値(数・文字列・True・None)を扱いました。でも実際のプログラムでは、「1週間分の気温」や「都市名と気温の組」のように、いくつかの値をまとめて持ちたくなります。
JS では、まとめるときはたいてい配列([28, 31, 33])かオブジェクト({ city: "東京", temp: 31 })を使います。Python にも、見た目がそっく りなものがあります。図の左右を見比べてください。
| JS | Python | |
|---|---|---|
| 並べたもの | 配列 [28, 31, 33] | list [28, 31, 33] |
| 名前と値の組 | オブジェクト { city: "東京" } | dict {"city": "東京"} |
| 最後に足す | temps.push(25) | temps.append(25) |
| 数 | temps.length | len(temps) |
| 値を読む | w.temp または w["temp"] | w["temp"] だけ |
似ているのに、微妙に違います。とくに dict では、キーを必ず "city" のように引用符で囲み、読むときも w.temp ではなく `w["temp"]` と書きます。
この章では、Python の4つの入れ物(list・tuple・dict・set)を JS と並べて見たあと、第3章で予告した「名前は札」という見方で、JS の人も一度はつまずく「コピーしたつもりが、元まで変わった」の正体を図で確かめます。
※2026年9月時点(Python 3.13)の情報です。