import と書くだけで、なぜ入るの? どこから?
第7章までで、tenki は関数とクラスを持つ1本のファイルになりました。そろそろファイル を分けたくなります。そのときに必ず書くのが import です。
import tenki
import json
import requestsここで引っかかるのが自然です。3行とも名前しか書いていません。フォルダも、ファイル名も、URL も書いていません。それなのに、
| 書いたもの | 実際に使われるもの |
|---|---|
import tenki | 自分で書いた tenki.py |
import json | Python に最初から付いてくる json(標準ライブラリ=Python と一緒に配られる部品集) |
import requests | pip install requests で入れたライブラリ(第11章) |
と、まったく別の場所にあるものがちゃんと入ってきます。「どこから? ネットから? ローカルに保存されてる?」と思ったら、それは正しい疑問です。
答えを先に言うと、3つとも、あなたのパソコンのディスクの上にある、ただの .py ファイルです。import の瞬間にネットへ取りに行くことはありません。Python は「どのフォルダを、どの順番で探すか」という名簿を持っていて、そこに書かれたフォルダを上から順にのぞき、名前の合うファイルを見つけているだけです。
この章では、その名簿の実物を print で出し、3つの import が それぞれ名簿の何段目で見つかるのかを、1段ずつ追いかけます。
※2026年9月時点(Python 3.13)の情報です。