python3 --version が、人によって違うのはなぜ?
第1章で、python3 はディスクの上にある1つの実行ファイルだと分かりました。では、その実行ファイルは誰が、どこに置いたのでしょうか。
試しに、何人かで同じコマンドを打ってみると、図のように結果がばらばらになります。
| 人 | python3 --version | which python3 |
|---|---|---|
| Aさん(Homebrew で入れた Mac) | Python 3.13.7 | /opt/homebrew/bin/python3 |
| Bさん(python.org から入れた Mac) | Python 3.12.10 | /usr/local/bin/python3 |
| この本を書いた Linux | Python 3.11.15 | /usr/local/bin/python3 |
同じ python3 という名前なのに、動いている Python の版も、置き場所も違います。さらに、Mac で python(3 の付かない名前)と打つと command not found と言われることがあります。
この章で答える疑問は次の3つです。
| 疑問 | 一言の答え |
|---|---|
| python3 は、誰がどこに入れたもの? | 入れ方(python.org・Homebrew・uv など)によって置き場所が決まる |
| 何個も入っていたら、どれが呼ばれる? | PATH という「探す順番」で、最初に見つかった1つ |
| python と python3 は何が違う? | 昔の Python 2 と呼び分けたなごり。今は python3 が確実 |
この章を読み終えると、「pip install したのに import できない」という、Python で最も多い困りごとの半分は、自分で原因が分かるようになります。
※2026年9月時点(Python 3.13)の情報です。2025年10月に Python 3.14 も出ていますが、この章の仕組みは版によって変わりません。