「本番と同じ環境を、もう1つ作って」
第16章でフォトログの3層構成を組み上げ、第17章で監視も付けました。ここまでの VPC・サブネット・セキュリティグループ・ALB・Auto Scaling・RDS・アラームは、すべてコンソールの画面でクリックして作ってきました。
ある日、こう頼まれたとします。「新しい機能を本番に出す前に試したいので、本番とまったく同じ試験用の環境を作ってほしい」。
図の右は、手順書を見ながら手で作った試験用の環境です。よく見ると、本番と違うところがあります。
| 違い | その結果 |
|---|---|
| EC2 が1台しかない | 2台のときだけ起きる不具合(セッションの扱いなど、第12章)が試験で見つからない |
| セキュリティグループ(第8章)の設定が違う | 試験では通ったのに、本番では通信が通らない。あるいはその逆 |
これまでの章で作った構成は、クリックの数でいえば数百回になります。1つ押し忘れたり、1つ選び間違えたりしても、その場ではまず気づきません。人の手で同じものを2度作るのは、思っているよりずっと難しいのです。
※2026年9月時点の情報です。画面・料金・細部は変わることがあります。
