サーバーを置く前に、置く「場所」を決める
第4章までで、アカウントを安全にし、リージョンを選び、権限とお金の見張りを用意しました。いよいよサーバーを置きたくなりますが、その前に1つ決めることがあります。サーバーをどこに置くか、つまりネットワークの場所です。
図のように、Web サーバーとデータベース(DB:利用者の情報や投稿を保存しておく入れ物)を、何も考えずにインターネットへそのままつないだとします。
| 起きること | なぜ困るか |
|---|---|
| DB にも世界中から直接届く | パスワードを総当たりされれば、利用者の情報がまるごと盗まれる |
| どの扉が開いているのか把握できない | 置いた部品ごとにバラバラに外とつながり、全体を見渡せない |
| 他人の機械と区別がない | 「ここから先は自分の範囲」という線が引けない |
インターネットには、開いている扉を探して1日中巡回している攻撃用のプログラムがいます。新しいサーバーを外に向けて開けると、数分のうちに叩かれ始めるのは珍しくありません。
利用者に見せたいのは Web サー バーだけです。DB は Web サーバーからだけ使えれば十分です。こうした「どこを開けて、どこを閉じるか」を自分で決めるには、まず自分専用の囲まれた場所が必要です。それがこの章の VPC です。
※2026年9月時点の情報です。画面・料金・細部は変わることがあります。
