1台のサーバーには、2つの限界がある
第9・10章で、フォトログはインスタンス1台で動き、データはディスク(EBS)ごと守れるようになりました。でも、まだサーバーが1台という弱点が残っています。
1台であることには、2種類の限界があります。
| 限界 | 起きること | 例 |
|---|---|---|
| 故障 | その1台が止まると、サービス全体が止まる | OS の更新で再起動する、物理マシンが壊れる、AZ(第2章)に障害が起きる |
| 混雑 | その1台の力を超えると、遅くなり、やがて答えなくなる | テレビで紹介されて、利用者が10倍になる |
混雑には、インスタンスタイプを大きくする(第9章)という手もあります。これを縦に伸ばす(スケールアップ)と言います。でも、大きさには上限があり、変えるときには停止が必要で、何より1台であることは変わりません。故障の問題は残ったままです。
そこで、同じ中身のサーバーを何台か並べて、仕事を分け合うことを考えます。これを横に伸ばす(スケールアウト)と言います。台が複数あれば、1台が壊れても他の台が答えられますし、混んだら台を足せます。
第10章で「サーバーは使い捨て、データは残す」と書きました。横に並べる考え方は、その延長線上にあります。
※2026年9月時点の情報です。画面・料金・細部は変わることがあります。
