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Cloudflare のすべて ― 1機能ずつ、仕組みと存在理由から / 全35本

Cloudflare 13:Registrar ― ドメインを原価で持つ

発行
アニメモ公式
版
第1版
改訂
コマ
全13

Cloudflare Registrar が上乗せ無しの原価でドメインを売れる理由と、レジストリ・レジストラ・登録者の関係、Cloudflare の DNS が必須になる条件、WHOIS の非公開、他社からの移管の手順(60日ルール・ロック解除・認証コード)、料金と落とし穴まで。

ドメイン代は、なぜ2年目から高くなるのか

example.com のようなドメインは、一度買えば自分のものになる、と思われがちです。実際には毎年の更新料を払って借り続けるものです。更新を忘れると失効し、しばらくすると誰でも取れる状態に戻ります。

ドメインの販売店の広告を見ると、「初年度 1円」「初年度 99円」のような値段がよく並んでいます。ところが、2年目の更新料を見ると、初年度の何倍もの値段になっていることがあります。さらに、登録者の住所や電話番号を隠す「WHOIS 情報の代行」が別料金になっていることもあります。

なぜこうなるのでしょうか。ドメインは、元締め(レジストリ)が決めた卸値で販売店(レジストラ)に卸されます。販売店は、その卸値に自分の利益を上乗せして売ります。初年度を安くして客を集め、更新のときに回収する、という売り方が多いのです。

ドメインは長く持つものなので、本当に効いてくるのは初年度の値段ではなく毎年の更新料です。10年持てば、更新料の差が10回積み重なります。

この号では、この「上乗せ」をやめた販売店である Cloudflare Registrar を見ます。

※この号の内容は 2026年9月時点の情報です。料金・対応するドメインの種類・手順は変わることがあるので、使う前に必ず公式のドキュメントで確かめてください。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 1 / 13
  • ドメイン代は、なぜ2年目から高くなるのか
  • 初年度だけ安い
  • 更新で上乗せ
  • レジストリ
  • よくある販売店
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • ドメインは「借り物」。毎年の更新料を払い続けないと手放すことになる
  • だから本当に効くのは、初年度ではなく「毎年の更新料」
  • 初年度は安く、更新で上がる。よくある値付けの裏には「販売店の上乗せ」がある。

一言でいうと:原価で売るドメインの販売店

Cloudflare Registrar は、ドメインを「卸値+手数料」だけで売る販売店です。 Cloudflare 自身の利益は上乗せしません。更新のときも同じ考え方の値段なので、「初年度だけ安くて2年目から高い」ということがありません。

なぜ Cloudflare は儲けを取らないのでしょうか。Cloudflare にとって、ドメインは商品ではなく入り口だからです。ドメインを Cloudflare で持つ人は、ほぼ確実に Cloudflare の DNS を使い、そこからプロキシ・SSL・Workers などの機能を使い始めます。ドメインで小さく稼ぐより、そちらで長く使ってもらうほうが大事、という考え方です。

できることは、大きく2つです。

できること中身
新規登録まだ誰も持っていないドメインを検索して買う
移管(トランスファー)ほかの販売店で持っているドメインを、Cloudflare に引っ越す

どちらの場合も、登録したドメインは Cloudflare の管理画面から、DNS と同じ場所で管理できます。ドメインの更新とサイトの設定を別々の会社の画面で行う必要がなくなるのも、地味ですが大きな利点です。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 2 / 13
  • 一言でいうと:原価で売るドメインの販売店
  • 卸値+手数料のみ
  • 更新も同じ値段
  • レジストリ
  • Cloudflare Registrar
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • Cloudflare はドメインで儲けない。DNS やプロキシを使ってもらうための入り口
  • 新規の登録も、他社からの移管(引っ越し)もできる
  • レジストリへの卸値と手数料だけ。上乗せなし、更新も同じ値段。

登場人物:レジストリ・レジストラ・登録者

ドメインの世界には、3つの立場があります。図の左から順に見ます。

立場役割例
レジストリある TLD(.com など末尾の部分)の台帳を持つ元締め.com は Verisign
レジストラレジストリと契約して、一般の人にドメインを売る販売店Cloudflare Registrar、ほかの販売店
登録者ドメインを借りて使う人あなた

さらにその上に、ICANN という団体がいて、ドメイン全体のルール(移管の手順、登録者情報の扱いなど)を決めています。

大事なのは、台帳を持っているのはレジストリであって、販売店ではないという点です。販売店は窓口にすぎません。だから、販売店を乗り換えても、ドメインそのものは「同じ台帳の同じ行」のままです。変わるのは「この行の担当窓口は誰か」だけです。

このため、移管の最中もドメインが消えたりサイトが止まったりすることは、基本的にありません。DNS の設定(どの IP アドレスに向けるか)は、台帳に書かれた NS(ネームサーバー) の先にあるので、NS を変えない限りそのまま動き続けます。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 3 / 13
  • 登場人物:レジストリ・レジストラ・登録者
  • 台帳(誰がどのドメインを持つか)を管理
  • 例:.com は Verisign
  • レジストリ
  • Cloudflare Registrar
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • 上に ICANN(ドメイン全体のルールを決める団体)がいて、移管のルールもここが決める
  • 販売店を替えても、ドメインそのものは同じ台帳の同じ行。サイトは止まらない
  • 台帳を持つのはレジストリ。販売店はその窓口で、何度でも乗り換えられる。

条件:DNS は Cloudflare に任せたまま

Cloudflare Registrar には、1つ大きな条件があります。Cloudflare Registrar で持つドメインは、NS(ネームサーバー)が Cloudflare のものに固定されます。 ほかの会社の DNS サービスに向けることはできません。

NS は、「このドメインの DNS の答えは、どこに聞けばよいか」を台帳に書いておく欄です(01号)。ここを Cloudflare に固定するということは、そのドメインの DNS は必ず Cloudflare で管理する、ということです。

やりたいことCloudflare Registrar で
Cloudflare の DNS とプロキシを使うできる(そもそも前提)
別の会社の DNS サービスを使うできない
DNS の行を自分で自由に書くできる(Cloudflare の DNS の画面で)

原価で売れるのは、この条件で「Cloudflare の DNS を使ってもらう」ことが確実になるからです。逆に言えば、別の DNS サービスを使い続けたい人には、Cloudflare Registrar は向きません。その場合は、ドメインはほかの販売店で持ったまま、NS だけを Cloudflare に向ける(00号の始め方)という使い方になります。

なお、Cloudflare の DNS を使うことは、Registrar を使うことの条件ですが、その逆ではありません。Cloudflare の DNS やプロキシは、どの販売店で買ったドメインでも使えます。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 4 / 13
  • 条件:DNS は Cloudflare に任せたまま
  • Cloudflare の DNS
  • ネームサーバー(NS)
  • レジストリ
  • Cloudflare Registrar
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • 台帳に書く NS は Cloudflare のもので固定。これで原価販売が成り立っている
  • 別の DNS を使いたいなら、Cloudflare Registrar は選べない(01号)
  • Cloudflare Registrar のドメインは、NS を他社に向けられない。

WHOIS の住所・電話番号は、最初から伏せてある

ドメインには WHOIS(最近は RDAP という新しい仕組みも使われます)という公開の問い合わせ窓口があり、誰が、どの販売店で、いつまでドメインを登録しているかを調べられます。

昔は、ここに登録者の名前・住所・電話番号・メールアドレスがそのまま出ていました。個人でドメインを取ると、自宅の住所が世界中から見えてしまい、迷惑メールや営業の電話が来る原因になりました。そこで多くの販売店が「WHOIS 情報の代行(プライバシー保護)」を、しばしば有料のオプションとして提供してきました。

Cloudflare Registrar では、登録者の連絡先は既定で伏せられ、追加料金はかかりません。図のように、名前やメールの欄は「REDACTED FOR PRIVACY(プライバシーのため非表示)」のような表示になります。

$ whois example.com
Registrar: Cloudflare, Inc.
Registrant Name: REDACTED FOR PRIVACY
Name Server: xxx.ns.cloudflare.com

伏せていても、販売店には正しい連絡先を登録しておく必要があります。更新の案内や、移管の確認のメールがそこに届くからです。連絡先のメールアドレスが古いままだと、大事な通知を受け取れません。

ただし、一部の TLD では、レジストリのルールで連絡先の扱いが異なることがあります。気になる場合は、TLD ごとの方針のページを確かめてください。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 5 / 13
  • WHOIS の住所・電話番号は、最初から伏せてある
  • $ whois example.com
  • なぜ伏せる?
  • Registrar: Cloudflare, Inc.
  • 迷惑メール・営業電話
  • Registrant Name: REDACTED FOR PRIVACY
  • Registrant Email: (問い合わせ用の窓口)
  • Name Server: xxx.ns.cloudflare.com
  • 追加料金なし
  • 他社では有料のことも
  • 登録者の連絡先は既定で非公開。追加料金はかからない。

他社からの引っ越し(移管)は5段階

すでにほかの販売店で持っているドメインを Cloudflare に移すことを、移管(トランスファー)と呼びます。流れは図の5段階です。

段階どこでやること
1. 60日を確認手元最近、登録・移管・登録者情報の変更をしていないか(次のページ)
2. ロック解除旧販売店「移管ロック」(Registrar Lock)を外す
3. 認証コード旧販売店移管用の合言葉(Auth Code、EPP コードとも)を発行してもらう
4. 申請Cloudflare移すドメインを選び、認証コードを入れ、1年分の更新料を払う
5. 承認・完了両方旧販売店の承認を経て、Cloudflare に移る

移管ロックは、ドメインが勝手に他社に移されないための鍵です。ふだんはかけておくのが安全で、移すときだけ外します。認証コードは、「このドメインの持ち主は私です」を示す合言葉です。これを知っている人しか移管を申請できません。

5の承認は、旧販売店が確認のメールを送ってきて、そこで承認すると早く終わることがあります。何もしなくても、一定の日数が経つと自動で完了するのが一般的です。移管が終わるまでのあいだも、DNS の設定はそのまま動いています。

移管のときに払う1年分の更新料は、無駄になりません。今の有効期限に1年が足されます。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 6 / 13
  • 他社からの引っ越し(移管)は5段階
  • 60日を確認
  • ロック解除
  • 認証コード
  • Cloudflare で申請
  • 承認・完了
  • ロック解除
  • 旧販売店の画面で「移管ロック」を外す
  • 認証コード
  • 旧販売店が発行する合言葉(Auth Code / EPP コード)
  • 申請
  • Cloudflare でコードを入れ、1年分の更新料を払う
  • 旧販売店でロックを外し、認証コードをもらって、Cloudflare で申請する。

60日ルール:最近動いたドメインは移せない

移管でいちばん多いつまずきが、60日ルールです。ICANN のルールで、次のどれかから60日たっていないドメインは、移管できません。

60日ロックがかかるきっかけ例
新規に登録した先月買ったばかりのドメイン
移管した別の販売店に移したばかり
登録者の名前・組織名・メールを変えた移管の準備のつもりで連絡先を直した

最後の1つが落とし穴です。「移管する前に連絡先をきれいにしておこう」と、名前やメールアドレスを書き換えると、そこから60日間は移管できなくなります。WHOIS で伏せられている情報でも同じです。

なぜこんなルールがあるのでしょうか。乗っ取り対策です。誰かがあなたの販売店のアカウントに入り込み、登録者を自分に書き換えて、すぐ別の販売店に移してしまうと、取り戻すのがとても難しくなります。60日の猶予があれば、その間に本来の持ち主が気づいて止められます。

このルールは Cloudflare 独自のものではなく、どの販売店でも同じです。連絡先を直したいなら、移管が終わってから Cloudflare の画面で直しましょう。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 7 / 13
  • 60日ルール:最近動いたドメインは移せない
  • 60日を確認
  • ロック解除
  • 認証コード
  • Cloudflare で申請
  • 承認・完了
  • 60日:移管できない
  • ここから移管できる
  • ↑ 登録・移管・名前やメールの変更
  • ICANN のルール。どの販売店でも同じ。持ち主が変わった直後の乗っ取りを防ぐため
  • 名前やメールを直すのは、移管が終わってからにする
  • 登録・移管・登録者情報の変更から60日は、移管がロックされる。

導入:先にドメインを Cloudflare の DNS に載せる

Cloudflare に移管するには、そのドメインが Cloudflare のアカウントに追加され、有効(Active)になっている必要があります。つまり、移管より先に、DNS を Cloudflare に任せておくのです。

順番やることポイント
1ドメインを Cloudflare に追加する既存の DNS の行が読み込まれるので、メールの MX などの抜けがないか確かめる
2旧販売店で NS を Cloudflare の2つに切り替える有効になるまで待つ(数時間〜1日程度のことが多い)
3旧販売店でロック解除・認証コードの取得前のページの2と3
4Cloudflare の「ドメインの登録」から移管を申請支払い方法の登録が必要
5完了を待つ旧販売店からのメールで承認すると早いことがある

この順番にする理由は、サイトを止めないためです。先に NS を Cloudflare に向けて動作を確かめておけば、移管は「窓口の変更」だけになり、DNS には何も起きません。

もし旧販売店で DNSSEC(DNS の答えに署名する仕組み)を有効にしている場合は、NS を切り替える前に、手順に従って扱いを確かめてください。古い署名が残ったまま NS を変えると、名前解決に失敗することがあります。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 8 / 13
  • 導入:先にドメインを Cloudflare の DNS に載せる
  • 60日を確認
  • ロック解除
  • 認証コード
  • Cloudflare で申請
  • 承認・完了
  • 1. ゾーンを追加
  • ドメインを Cloudflare に追加し、DNS の行を確認
  • 2. NS を切り替え
  • 旧販売店で NS を Cloudflare に向け、有効になるまで待つ
  • 3. 移管を申請
  • Domain Registration → Transfer Domains
  • 移管の前提は「Cloudflare でドメインが有効」になっていること。

新しく買う:検索して、そのまま DNS まで一気に

新しくドメインを買うのは、移管よりずっと簡単です。

順番やること
1管理画面の「ドメインの登録」で、欲しい名前を検索する
2空いていれば、登録年数と連絡先を入れて支払う
3その瞬間から、ドメインは Cloudflare の DNS で動き始める

ほかの販売店で買うと、「買う」→「NS を Cloudflare に向ける」→「有効になるまで待つ」という手順が要りますが、Cloudflare Registrar ではこれがまとめて終わります。買ったらすぐに DNS の行を書き、Pages(19号)や Workers(18号)のカスタムドメインとして使えます。

自動更新は、既定でオンになっています。更新日が近づくと、登録したカードで自動で支払われます。ここで気をつけたいのは、カードの有効期限切れです。更新に失敗したことに気づかないと、ドメインが失効し、サイトもメールも止まります。更新の案内メールが届くアドレスを、ふだん見ている場所にしておきましょう。

会社で使うなら、Terraform や API でドメインの設定をコードとして管理することもできます(34号)。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 9 / 13
  • 新しく買う:検索して、そのまま DNS まで一気に
  • 自動更新:オン
  • レジストリ
  • Cloudflare Registrar
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • 管理画面の「ドメインの登録」で名前を検索 → 支払い → すぐ DNS の画面へ
  • 自動更新は既定でオン。カードの期限切れで更新に失敗しないよう注意
  • 買った瞬間から Cloudflare の DNS とプロキシが使える。

料金:卸値そのまま。ただし TLD ごとに違う

Cloudflare Registrar の料金の考え方は、単純です。

項目考え方
登録・更新レジストリの卸値+ICANN の手数料。Cloudflare の上乗せはなし
初年度だけの割引なし(そのかわり2年目以降も上がらない)
移管1年分の更新料。今の有効期限に1年が足される
WHOIS の非公開無料・既定でオン

ただし、「原価」は TLD ごとに違います。.com と .dev と .ai では、レジストリが決める卸値がまったく違うからです。また、レジストリが卸値を上げれば、Cloudflare での値段も上がります。具体的な金額は、公式の TLD の一覧で確かめてください。

対応している TLD にも限りがあります。 数百種類の TLD に対応していますが、すべてではありません。日本の .jp は、レジストリの条件が特殊なこともあり、少なくともこれまで対象外でした。.jp のドメインは、国内の販売店で持ったまま、NS だけを Cloudflare に向けて使うのが一般的です。日本語などを含むドメイン名にも対応していません。

2026年9月時点の情報です。料金・対応 TLD は変わるので、公式で確かめてください。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 10 / 13
  • 料金:卸値そのまま。ただし TLD ごとに違う
  • 販売の値段
  • レジストリの卸値+ICANN 手数料(上乗せなし)
  • 更新
  • 毎年同じ考え方。初年度だけの割引は無い
  • 移管
  • 1年分の更新料。残りの期間に1年が足される
  • WHOIS 非公開
  • 無料(既定でオン)
  • 対応 TLD
  • 数百種類。.jp は対象外だった。一覧で確認
  • 2026年9月時点の情報。料金・対応 TLD は変わるので公式で確かめること
  • 上乗せは無いが、.com と .ai では卸値が違う。一覧で確かめる。

よくある落とし穴

Cloudflare Registrar でよく起きるつまずきをまとめます。

落とし穴何が起きるか対策
別の DNS を使いたくなったNS を他社に向けられないそのときは別の販売店に移管する(60日ルールに注意)
移管の前に連絡先を直した60日ロックで移管できない連絡先は移管後に直す
期限ぎりぎりに移管した移管の途中で失効する危険期限まで余裕があるうちに移す
DNSSEC を残したまま NS を変えた名前解決に失敗することがあるNS を変える前に DNSSEC の扱いを確かめる
自動更新のカードが切れていた更新に失敗して失効支払い方法と通知先のメールを定期的に確かめる
.jp を移そうとした対象外で申請できない対応 TLD の一覧を先に見る

どれも、Cloudflare を使う前に一度だけ注意すれば避けられるものです。とくに60日ルールは、気づかずに踏むと2か月待つことになるので、移管を決めたら連絡先には触らない、と覚えておきましょう。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 11 / 13
  • よくある落とし穴
  • 別の DNS サービスを使いたい → Cloudflare Registrar では不可
  • 移管直前に登録者のメールを変えた → 60日ロック
  • 期限の数日前に移管 → 失効の危険。余裕をもって
  • 旧販売店の DNSSEC を残したまま → 名前解決が壊れることがある
  • 先に NS を Cloudflare へ。確認してから移管する
  • NS を替えられない・60日ルール・期限ぎりぎりの移管。

ほかの号とのつながり

ドメインは、Cloudflare のほとんどすべての機能の入り口です。

号つながり
01 DNSRegistrar のドメインは、Cloudflare の DNS で管理する。NS は固定
03 SSL/TLSドメインが Cloudflare にあれば、証明書は自動で発行される
14 Email Routing買ったドメインで info@ などのアドレスを作り、今の受信箱に転送する
18 Workers・19 Pages買ったドメインを、アプリやサイトのカスタムドメインにする
34 Wrangler と Terraformドメインや DNS の設定をコードで管理する

とくに、ドメインを買ったら次にやりたくなるのが「そのドメインのメールアドレス」です。独自ドメインのアドレスを、Gmail などの今の受信箱で受け取る方法は、次の14号で見ます。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 12 / 13
  • ほかの号とのつながり
  • 01 DNS
  • 03 SSL/TLS
  • 14 Email Routing
  • レジストリ
  • Cloudflare Registrar
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • 19 Pages
  • 18 Workers
  • 34 Terraform
  • ドメインを持つ場所と、そのドメインで動くもの。

まとめ:原価で持ち、DNS は Cloudflare に

この号で見たことをまとめます。

項目内容
何かドメインを卸値+手数料で売る販売店(レジストラ)
なぜ安いドメインで儲けず、DNS やほかの機能の入り口にしている
登場人物台帳を持つレジストリ、窓口のレジストラ、借りて使う登録者
条件NS は Cloudflare に固定。別の DNS サービスは使えない
WHOIS連絡先は既定で非公開。追加料金なし
移管60日ルール → ロック解除 → 認証コード → 申請 → 承認。期限に1年が足される
注意対応 TLD に限りがある(.jp など)。自動更新の支払い方法を切らさない

ドメインは「一度買えば終わり」ではなく、毎年払い続けるものです。だから、上乗せの無い場所で持つことには、長い目で見て意味があります。次の14号では、そのドメインでメールを受け取る Email Routing を見ます。

  • Cloudflare のすべて 13 ― Registrar
  • 13 / 13
  • まとめ:原価で持ち、DNS は Cloudflare に
  • 卸値+手数料のみ
  • 更新も同じ値段
  • レジストリ
  • Cloudflare Registrar
  • あなた
  • 例:.com の元締め
  • レジストラ(販売店)
  • 登録者
  • 移管:60日ルール → ロック解除 → 認証コード → 申請。WHOIS 非公開は無料
  • 条件:NS は Cloudflare 固定。対応 TLD は一覧で確かめる
  • 安く持ち続けられる代わりに、DNS は Cloudflare に固定される。

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