管理画面で、手でポチポチ設定している
Cloudflare の管理画面(ダッシュボード)は、よくできています。DNS の行を足すのも、Worker を作るのも、クリックだけでできます。最初の一歩としては、それで十分です。
ところが、サービスが育ち、関わる人が増えると、手作業の設定は次第に困りごとの元になります。
| 困りごと | 中身 |
|---|---|
| 履歴が無い | 誰が、いつ、何を変えたのかが分からない |
| レビューできない | 変更の前に、ほかの人に確かめてもらえない |
| 作り直せない | 検証用の環境を、本番と同じ形でもう1つ作るのが大変 |
| ずれる | 本番と検証の設定が、いつの間にか少しずつ違っている |
| 戻せない | 間違えて消した設定を、元どおりに戻す手順が無い |
ソフトウェアの世界では、こうした問題を「コードにして、Git で管理する」ことで解いてきました。設定もファイルに書けば、履歴が残り、プルリクエストでレビューでき、同じファイルから何度でも同じ環境を作れます。この考え方を Infrastructure as Code(インフラのコード化)と呼びます。
この号では、Cloudflare をコードで扱うための2つの道具、wrangler と Terraform を見ます。
※この号の内容は2026年9月時点の情報です。料金・上限・提供状況は変わることがあるので、使う前に必ず公式のドキュメントで確かめてください。
