なぜ、アプリに AI を足すのは大変なのか
問い合わせへの自動返信、長い文章の要約、画像の説明文づくり、音声の文字起こし。アプリに AI を足したい場面は、今やどこにでもあります。
ところが、AI のモデルを自分で動かそうとすると、急に話が難しくなります。大きなモデルを実用的な速さで動かすには GPU(画像処理用に生まれた、並列計算の得意な部品)が要ります。GPU を積んだサーバーは高価で、借りるにしても時間単位で料金がかかり、ドライバやライブラリの準備も簡単ではありません。
外部の AI の会社の API を呼ぶ方法もあります。こちらは手軽ですが、API キーを安全に管理し、どのくらい使ったかを見張り、相手のサービスが遅いときや止まったときのことも考える必要があります。
この号で扱う Workers AI は、この「AI を動かす場所」の問題に対する Cloudflare の答えです。Workers(18号)で書いたコードから、Cloudflare の拠点に置かれた GPU でモデルを動かせます。
※この号の内容は 2026年9月時点の情報です。モデルの一覧・料金・上限は変わることが多いので、使う前に必ず公式のドキュメントで確かめてください。
