なぜ、遠くのサーバーまで毎回取りに行くのか
Web ページを1枚表示するとき、ブラウザは HTML のほかに、画像・CSS・JavaScript・フォントなど、何十ものファイルを取りに行きます。そのほとんどは、誰が見ても同じ中身です。サイトのロゴは、東京の人が見てもブラジルの人が見ても同じ画像です。
それなのに、オリジン(あなたのサーバー)が東京に1台しかなければ、ブラジルの利用者は地球の反対側まで、ファイルごとに往復します。1回の往復に数百ミリ秒かかれば、ファイルが多いほどページの表示は遅くなります。
困るのは利用者だけで はありません。
| 困りごと | 中身 |
|---|---|
| 遅い | 遠いほど往復に時間がかかる。ファイルの数だけ効いてくる |
| オリジンが忙しい | 同じファイルを何万回も送り続ける。アクセスが集中すると落ちる |
| 通信費がかさむ | クラウドでは、サーバーから外に出る通信量に課金されることが多い |
中身がみんな同じなら、利用者の近くに写しを置いて、そこから返せばよい。これが CDN の発想です。この号では、Cloudflare の CDN とキャッシュの仕組みを、「何が・どこに・どれだけの時間」覚えられるのかという視点で見ていきます。
※この号は 2026年9月時点の情報をもとにしています。料金・上限・画面の名前は変わることがあるので、公式のドキュメントで確かめてください。